ドクターズインタビュー

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Interview名誉院長・院長インタビュー

兵庫県相生市で30年以上に渡って整形外科のかかりつけ医として、地域住民の健康をサポートしてきたきょう整形外科。
2021年に京 寿学前院長(現名誉院長)に代わり、次男である京 仁寿院長が就任しました。
自院を地域のインフラの1つと捉え、地域住民の安心な暮らしの基盤となり、地域の発展に貢献したいと考えている名誉院長、
院長に診療で大切にしていることや、患者様への思い、自院の特徴などを伺いました。

病の母を思う気持ちから
整形外科医になった父と
その父に憧れて整形外科医を
目指した息子

Interview01

院長先生が医師になったのは、はやりお父様である名誉院長の影響ですか?

院長先生が医師になったのは、やはりお父様である名誉院長の影響ですか?

【京 仁寿院長】
ええ、やはり父の影響が強かったと思います。
私の実家がクリニックの隣にあったので、父が治療した患者様が家を訪ねてくださることがよくありました。
病気やケガが治って喜ばれている患者様のお顔や、伝えられる感謝の気持ちを直接耳にしたことで、父の仕事はとてもやりがいのあるものなのだなと子ども心に思っていました。
私自身も小学生から高校生にかけて、よくケガをする子どもで、その度に父に治してもらいました。
特に親指を脱臼した時に父が一瞬で整復してくれて、痛みがまったくなくなったのには感激しました。このことで、整形外科医に憧れるようになりましたね。
5歳上の兄も整形外科医になったことで、医師としてのライフステージが想像しやすかったことも影響していると思います。

Interview02

では、名誉院長はなぜ医師になろうと思ったのですか?

では、名誉院長はなぜ医師になろうと思ったのですか?

【京 寿学 名誉院長】
母親がリウマチを患って苦しんでいたので、母親のリウマチを治したいと思ったのです。
高校生の頃には、整形外科医になってリウマチの治療をしたいと思っていましたね。
私が整形外科医になってから、リウマチの治療は飛躍的に進化しました。
それまでは亡くなる患者様が多くいたのですが、医学の発展とともに助かる患者様が増えて、とても嬉しく思っています。
母も晩年には、故郷からこちらに呼び寄せて私が治療をしましたが、母が喜んでいたかどうかはわかりませんね(笑)。母には自分の志について話したことはありませんでしたから。

平成元年、相生市初の
かかりつけ整形外科医として開設

Interview03

名誉院長はなぜ、この場所で整形外科クリニックを開業したのですか?

名誉院長はなぜ、この場所で整形外科
クリニックを開業したのですか?

【京 寿学 名誉院長】
開業する前、私は播磨病院(現 IHI播磨病院)の整形外科部長を努めていたのですが、平成元年の開業当時、相生市内には整形外科のクリニックは1軒もなかったのです。
かかりつけとなる整形外科クリニックがあれば、この地域の方々に喜ばれるのではと考えて、この地で開業しました。

Interview04

開業当時のことを教えていただけますか?

開業当時のことを教えていただけますか?

【京 寿学 名誉院長】
今ではすっかり住宅街になってしまいましたが、開業当時は周囲には田んぼしかなくて、明るい陽光がクリニックの建物に降り注いでいたのが印象に残っていますね。
開業初日になんと70人もの患者様が来院されて、大変でしたが、それだけ地域の方に待ち望まれていたのかと嬉しさとともに身が引き締まるような思いがしました。
開業以来、30年以上通ってくださる患者様もいらっしゃいます。
当院の登録患者数は36,000人ほどになります。中にはお亡くなりになった患者様もいらっしゃいますが、今の相生市の人口が3万人位であることを思うと、この数字は患者様からいただいた勲章かなと思っています。

診断から治療まで、
責任をもって完結できる
それが整形外科医のやりがいです

Interview05

院長先生は、手術もされるそうですね。

院長先生は、手術もされるそうですね。

【京 仁寿院長】
手術自体は連携先の病院で行いますが、当院で私が診断し、手術が必要な患者様には連携先病院に入院していただき、私が病院に赴いて執刀します。
私自身、今まで多くの地域基幹病院で手術を担当させていただきました。
膝や股関節などの人工関節置換術、骨折等の外傷手術のほか、ばね指、手根管開放術など繊細な操作が必要な手の外科手術など多く執刀してまいりました。
変形性膝関節症や股関節症、腰部脊柱狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアの患者様の中には、投薬やブロック注射、牽引などの保存的加療を行っても症状が治まらなかったり、悪化されたりする方もいらっしゃいます。そういう方に手術という選択肢を提案できることは、当院の強みの一つだと思っています。
手術後も理学療法士によるリハビリテーションを当院で行い、しっかり経過を診てまいります。
整形外科医は、患者様の診断から治療までを一人の医師が責任を持って完結することができるので、大変やりがいを感じています。

Interview06

診療や治療で気をつけていることはありますか?

診療や治療で気をつけていることは
ありますか?

【京 仁寿院長】
診療中の何気ない会話を大切にしています。
患者様はそれぞれ違った立場や環境で日々生活をされているのですから、画一的な診療ができるはずがないのです。
日常会話の中で患者様のお考えや価値観などの背景を知ることで、患者様が求めるテーラーメイドな診療が可能であると考えています。

名誉院長である父は整形外科医として、リウマチ治療が格段に進化したことで多くの患者様が助かったという経験をしたことから、最新医療の大切さを、身をもって知っています。
そのため、「地方都市であっても、患者様が最新の医療を受けられるように常に精進すること」を父から受け継いでいます。

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